滞在時間をのばすのに会話形式は有効か?
こんにちは。独り言だとおしゃべりなたにひよです。
自分との会話って捗りますよね。
さて、「これからの時代、被リンクより『滞在時間』や!」みたいな風潮が流れて久しいですが、
じゃあ、その滞在時間ってどうやってのばせばいいのよ?って話。ひよっことしては「どう大事か」より「どうすればいいのか」を教えてほしいのです。
もちろん内容が充実してれば、自然と滞在時間は伸びると思いますが、アフィリエイトサイトの大半は、内容を差別化しにくいサイトだと思います。消費者金融の内容なんて、比較、ランキング、体験談、よくある質問、審査に落ちた(通った)人の話ばっかですよ。
似たような内容なのに、SEOには差が出る。
やっぱ、内容の充実度より、「魅せ方」やで工藤!
と思うワケです。
「魅せ方」で滞在時間はのばせるのか?
「魅せ方」ですぐに思い浮かんだのはこのサイトですね。
最初見た時「馬鹿なのwwwww」と思いました(褒めてる)。
例えカードローンでお金を借りようと思ってなくても、「なんだこのサイト」って思ってしばらく見てしまいますね。
なんなら友達に見せて、「お前ならどれ?」って聞いてみたくなります(たにひよは黒葛原撫子ちゃん一択です)。
コンテンツとしてのガチオタ度…もとい、完成度の高さはそう簡単に真似できなさそうですが、部分的には参考に出来るところがあるはず。
そう思って、着目してみたのが、「会話形式」でした。WEB企画さんのガチオタ系コンセプトのサイトは、キャラクター同士の会話場面がよく出て来ます。
(画像出典:カードローンガールズ)
ただ文章を羅列するよりは、バックボタン押される率が下がるでしょう。
よーしこれでたにひよの担当サイトも、滞在時間爆上げじゃー!
?「ちょっと待った!ただ会話形式にすればエエってモンやないで工藤!」
?「な、なんだと服部!どういうことだ!?」
下手な会話形式は滞在時間を下げる?
上記の例だけでも十分な気がしますが、こちらもご覧ください。
男:あー、お金がないなぁ、借金ってどこからすればいいんだろう?
博士:私はカードローン博士。なんでも質問してください。
男:あ、あなたはカードローン博士!お金がないんですけど、助けてください。
博士:分かりました。ではどんなところから借りたいのか教えてください。
つまんねぇ!!!
博士どっから出て来たんだよ。「私は博士」って名乗ってるのに「あ、あなたは博士!」って返すのおかしいだろうよ。質問しろって言ってんのに助けてくださいって会話成り立ってないし。っていうか、どんなところから借りればいいか分からないから困ってるんだろうがよ。
…と、丁寧にツッコミ入れることもなく、そっと戻るボタンを押すに違いない。アクセスしたことを後悔するレベルです。
でも実際、上記のような会話形式コンテンツを載せてるサイトは少なくありません。
そして往々にしてサイト全体が「見せる気あるのか?」というデザインで放置されています。
まあだいたい「カードローン 審査 落ちた」くらいの複合ワードでも3ページ目くらいにいることが多いですね。全然SEO上がってないやんけ、と。
そう、「会話形式が良い」のではなく、コンテンツ内に存在しているモノに、興味・好意・関心を引き寄せられるかどうかが大事なのです。
カードローンガールズの場合、超可愛い女の子の絵という強い「惹きつけ」がド頭に来てるので、その後の会話形式で、割と真面目にカードローンの紹介文を掲載していても、楽しく見てられるわけです。
だからいきなり、男と博士や、工藤と服部が会話しはじめても、何の意味も無いのです。
では、どうしたらいいのか?
色んなサイトの会話形式を見て、たにひよなりの「会話の書き方」をまとめてみました。
会話形式でライティングするなら最低限用意したいこと
読む人を置いてけぼりにしない精神
自分が楽しく書いているだけじゃ意味がありません。
カードローンガールズでも、見た目こそ割とオタオタしいですが、文章はとっても普通です。大の大人が真剣に読み続ける気になる範囲。
これで趣味丸出しで「ぅゎぁ~んぉにぃたん;;そーりょーきせぃがわからにゃいにゅ~」とか書かれてたら心が折れるに違いありません(私の趣味ではありません)。
このコンテンツを読むのはどんな人か?
ターゲットのペルソナは忘れないことが大事だと思います。
アイコン画像と吹き出しCSS
正直、これぐらい用意出来ないと会話形式にする意味は9割失われると思います。
アイコン画像があることで、視覚的に「誰が喋ってるのか」が分かりやすくなります。可能なら表情違いのアイコン(笑顔、怒ってる顔、困ってる顔、驚いてる顔など4~5種類程度)があると便利です。
「アイコン」の無料素材サイトさんとしては↑が優秀で助かりますが、会話形式のアイコン画像なら、やっぱり安定のいらすとやさんが便利だと思います。
また吹き出しにすると、視覚的に文章の切れ目が分かりやすくなるので、文字がいっぱい羅列されている感も薄まります。
比較的活字慣れしてるたにひよでも、サイト開いた瞬間「うわっ、文字だらけ!」って思ったら閉じてしまいます。魅せ方を一切意識してない人の情報なんて、きっと役に立たないだろうと決めつけてるせいもありますが。
吹き出しCSSなら、たにひよはよく↑ここを見ます。
魅せ方の第一歩は「視覚的わかりやすさ」にあると思います。
キャラクターの人物像
さっきの「男と博士」の例のように、出て来るキャラクターの人となりが全く分からないと、読む気になりません。
同じお金がない男でも、「ギャンブルとキャバクラが好きでお金がない男」と、「奥さんがめっちゃ怖くてお小遣いが少なくてお金がない男」では、だいぶ話が違います。
ターゲットのペルソナがしっかりしてれば、登場させるべきキャラクターの人格設定も難しくないはず。多分。めいびー。
どこにランディングするか分からないという意識
WEBサイトは、小説や漫画と違って、必ず1P目から読んでもらえるワケじゃないんですよね。
検索ワード次第で、どこのページにでもランディングされちゃう。
それなのに学校方式にして「前回の授業では貸付条件について解説したので、今回はその続きです」とか書いちゃうのはちょっと危険。
このセリフの前後に「前回の授業はこちら」といったリンクがあればセーフですが、それが無ければ離脱の要因となりかねません。
学校方式でなくても、登場キャラクターが仲よさげに話してるだけで、「続きモノ」感が出ます。
<例>
A子:あ、ねえねえそういえばレディースキャッシングって言葉をこの前聞いたんだけど。また教えてくれない?
B子:あんた、いつもどこからそんな言葉覚えてくるの?
これだけで「あれ?前のページがあるのかな?」って思ってしまう人は少なくないでしょうし、「読むなら最初から読みたい」って生真面目な性格発揮しちゃう人もいるでしょう。
そんな時、適したリンクが見当たらないと読む気を奪ってしまうかも。
どこにランディングされても大丈夫なように書くことが大事です。
まとめ
長くなってしまいましたが、一言でまとめるならこうです。
「下手な会話形式はゲンナリさせるだけだから、やるならちゃんとやって」
会話形式が功を奏せば、滞在時間は確実にのばせると思いますので、れっつとらい!
じゃ、しーゆーーーー!
たにひよ:特にオタクはキャラ設定とか背景が文章から読み取れるかとか、うるさいからね!